RTターゲットの「スタートアップとして設定」と「スタートアップとして実行」の違い

更新しました Jun 6, 2023

環境

ソフトウェア

  • LabVIEW Real-Time Module

  • リアルタイムターゲットにスタンドアロンVIまたはリアルタイム(RT)アプリケーションをデプロイしたいですが、下記の スタートアップに設定またはスタートアップとして実行の設定はどのように異なりますか?

スタートアップに設定スタートアップとして実行の設定はどちらもRTアプリケーションを起動時に実行させるための設定です。

まず、RTアプリケーションを起動時に実行するためには、下の図に示すように、最初にリアルタイムアプリケーションのビルド仕様を作成する 必要があります。

図1. LabVIEWでRTアプリケーションを作成する方法
スタートアップとして設定スタートアップとして実行の違いと詳細な説明は以下の通りです。
 

スタートアップに設定

RTアプリケーションのビルド仕様を作成後、
  1. リアルタイムアプリケーションを右クリックし、スタートアップとして設定 を左クリックします 。
  2. 再度、 リアルタイムアプリケーションを右クリックし、デプロイを選択します。この時点で、RTアプリケーションはリアルタイムターゲットにデプロイされますが、実行はされません。次回再起動されたときに、自動実行されます。
  3. RTアプリケーションを実行するには、次のいずれかを実行します。
    1. ホストコンピュータを使用して、NI-MAXまたはLabVIEWプロジェクト経由でRTターゲットを再起動します。
    2. RTターゲットハードウェア上のリセットボタンを使用して、手動で再起動します。
こちらの方法はスタートアップとして実行よりも設定手順が多いですが、リアルタイムアプリケーションをデプロイしたいが、実行はしたくないときに効果的です。
 

スタートアップとして実行

リアルタイムアプリケーションのビルド仕様を作成後、
  1. リアルタイムアプリケーションを右クリックし、スタートアップとして実行を左クリックします。
  2. ビルド仕様に従ってリアルターゲット上にRTアプリケーションがデプロイされます。
  3. 次の図に示すように、RTターゲットを再起動するかダイアログが表示されます。 はいを選択後、RTターゲットは再起動しにリアルアプリケーションを実行します。

図2. スタートアップとして実行後のダイアログ