この問題には2つのアプローチがあります。特定のLabVIEW開発環境で作成された今後のすべてのVIに対してデフォルトの背景色を変更したり、既存のブロックダイアグラムの背景色を編集したりできます。
将来のVIに対するブロックダイアグラムのデフォルトの背景色を変更する:
ブロックダイアグラムの背景色の設定は、LabVIEWオプションにあります。
- LabVIEWで、ツール>>オプション...に移動し、環境カテゴリを選択します。
- 色というタイトルのセクションまでスクロールします。デフォルトの色を使用チェックボックスのチェックを外します。
- これで、新しいVIが使用する色を選択できます。ブロックダイアグラムの背景色を変更するには、ブロックダイアグラムというラベルの付いた色付きのボックスをクリックして、目的の色を選択します。
これは、すでに作成したVIには反映されませんので注意が必要です。環境カテゴリにあるこれらのオプションは次のとおりです。
LabVIEWオプションで色を編集すると、LabVIEW INIファイル(LabVIEW.exeと同じフォルダにあります)にdiagram. backgroundトークンが追加されます。トークンの値は00で、その後に選択した色を表す16進数のトリプレットカラーコードが続きます。背景が白の場合、トークンは次のように表示されます。
diagram. background=00FFFFFF
既存VIのブロックダイアグラムの背景色を変更する:
既存のVIのブロックダイアグラムを変更するには2つの方法があります。これは、手動またはプログラム的に行えます。
単一のVIで背景を手動で変更するには、ツールパレットを開き、カラーリングツールを選択します。次に、ブロックダイアグラムの背景を右クリックすると、背景色を選択できます。この方法の詳細については、オブジェクトと背景の色を決めるを参照してください。以下に、カラーリングツールの外観を示します。
- LabVIEWでVIスクリプトを有効にします。これを行うには、ツール>>オプション...に移動し、VIサーバカテゴリを選択します。VIスクリプトの関数、プロパティ、およびメソッドを表示チェックボックスにチェックを入れます。OKを選択して変更を保存します。
- LabVIEWコードで、編集するVIへの参照を取得します。コードを記述しているVIを編集する場合は、関数パレット>>プログラミング>>アプリケーション制御にあるVIサーバリファレンスのデフォルト値を使用できます。
- プロパティノードを配置してVIリファレンスと接続し、プロパティ項目を左クリックしてブロックダイアグラムプロパティを選択します。 これにより、ブロックダイアグラム自体へのリファレンスが出力されます。
- 再度プロパティノードを配置してブロックダイアグラムリファレンスに接続し、色プロパティを選択します。プロパティが現在読み取りの場合は、プロパティを右クリックして書き込みに変更を選択します。
- 関数パレット>>プログラミング>>ダイアログ&ユーザインタフェースに移動して、カラーボックス定数をダイアグラムに配置し、カラーボックス定数を色プロパティに配線します。色プロパティの入力は色を表す整数であり、カラーボックス定数を使用すると、指定された整数を表す色を簡単に選択できます。
- カラーボックス定数をクリックして、目的の色を選択します。
- このコードが含まれているVIを実行すると、参照するVIのブロックダイアグラムの背景色が変更されます。