ナショナルインスツルメンツでは、ソフトウェアのアップグレードとパッチを簡単にインストールすることができるNI更新サービスをインストールすることを推奨します。
NI更新サービスの自動アップデートを無効化する方法は2通りあります。お持ちのライセンスがシングルシートライセンスであるかボリュームライセンス契約であるかにより方法が異なります。
NI Package Managerユーザ:
NI Package Manager (NIPM)がシステムにインストールされている場合、以下の添付ファイル(ni-update-service-block_1.0.0.49152-0+f0_windows_x64.nipkg)をダウンロードし、パッケージをダブルクリックしてインストールする必要があります。このパッケージは、以下のいずれかの方法が実装されていてもインストールする必要があります。
シングルシートライセンス:
下記の手順でNI更新サービスの自動アップデートを無効化します。
- スタート>>すべてのプログラム>>National Instrumentsに進み、NI更新サービスを起動します。
- ファイル>>環境設定...に進みます。
- このコンピュータへの変更を許可します。
- 図1のように、定期的な確認を有効チェックボックスからチェックを外します。
- OKをクリックして、このウィンドウを閉じます。
図1. NI更新サービス環境設定
メモ: 変更を行うには管理者権限が必要です。この方法では、NI更新サービスは新しいソフトウェアのインストールが行われるたびにアップデートを確認し通知します。
Volume License Manager:
インストールされているNI Volume License Managerのバージョンを確認して、下記の手順でユーザがアップデートをインストールすることを不許可にします。
- NI Volume License Manager 3.1:
- Volume License Manager を起動します。
- ツール>>環境設定>>VLAの規定に進みます。
- クライアントにNI更新サービスの使用を許可を拒否または更新の表示のみを許可に設定します。なお、重要な更新およびパッチのみダウンロードを許可することも可能です。
- 保存をクリックします。
図2. NI Volume License Manager 3.1の無効化オプション
- NI Volume License Manager 3.0:
- Volume License Managerを起動します。
- ツール>>環境設定>>一般に進みます。
- 図3に示すようにその他の設定を開きます。
- すべてのクライアントマシンでNI更新サービスを無効化をはいに設定します。
- 保存をクリックします。
図3. NI Volume License Manager 3.0の無効化オプション
メモ: ネットワーク管理者のみが NI Volume License Manager からアップデートのインストールを無効にすることが可能です。この設定はクライアントが手動でドライバや他のライセンスされていないソフトウェアをインストールすることを防止することはできません。
Additional Information
セキュリティ上の制約のためにNI更新サービスをインストールしないという会社の規則を遵守する必要があるネットワーク管理者は、下記の方法をおこないます。
NI ソフトウェアをインストールする際、NIUPDATESERVICENOINSTALL=1をコマンドラインに追加することで、NI更新サービスをインストールすることを避けられます。このコマンドは、Windowsのコマンドプロンプトで下記のように実行ファイルの名前と/propコマンドのあとに使用します。
setup.exe /prop NIUPDATESERVICENOINSTALL=1