エクスポートオプションを使用せずにNI-MAX構成を回復する

更新しました Mar 17, 2023

環境

オペレーティング・システム

  • Windows

Measurement&Automation Explorer(MAX)構成をエクスポートしたいのですが、MAXが応答しないためエクスポートオプションを使用できません。MAXで仮想チャンネル/タスク情報を明示的にエクスポートしない場合、他の方法でこの情報をエクスポートできますか?

ナショナルインスツルメンツ(NI)は、エクスポートウィザードを使用して仮想チャンネル/タスク情報をエクスポートすることをお勧めします(MAXではファイル>>エクスポート)。以下の手順は、エクスポートウィザードを使用できない場合にのみ最後の手段として実行することをお勧めします。ほとんどの構成情報は、config3.mxsに含まれています。次の手順は、このファイルを別のコンピュータにコピーする方法です。これは、すべての正しい情報がコピーされて別のコンピュータで機能することを保証するものではありません。
 

  1. 下記にあるMAXのDataフォルダに移動します。

    Windows XPまたは2000の場合:
    C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\National Instruments\MAX\Data\

    Windows Vista以降の場合:
    C:\ProgramData\National Instruments\MAX\Data

     
  2. 対象のファイルはconfig3.mxsです。このファイルのコピーを作成します。
     
  3. ファイルを転送したいコンピュータのMAXサービスを停止します。これは、MAXを終了してからコマンドウィンドウを起動し(スタート>>ファイル名を指定して実行>>"cmd"と入力)、コマンドnet stop mxssvrを入力します。
     
  4. MAXのDataフォルダ(上記と同じパス)で、config3.mxs、config3.mxc、config3.mxd、config3.mx5、およびstorage.mxcというファイルを削除します。
     
  5. クリアされたDataフォルダにconfig3.mxsのコピーを置きます。
     
  6. コンピュータを再起動します。
     
  7. MAXを起動します。仮想チャンネルはデータ設定にコピーする必要があります。


この方法は、再フォーマットする必要があるが構成ファイルをエクスポートできないReal-Time PXIシステムにも適用できます。config3.mxsをホストコンピュータにコピーし、通常どおりソフトウェアをPXIターゲットに再フォーマットして再インストールします。セーフモードのコントローラに対してFTP転送を用いることで、手順4~6を行うことができます。

 

メモ: MAXの旧バージョンでは、config3.mxsはconfig.mxsという名称でした。