アナログ出力とデジタル出力タスクとの同期を必要とする多くのアプリケーションがあります。たとえば、下記のミックスドシグナルグラフに示すように、アナログ出力信号が4.5Vを超えるか、または0.5Vを下回ると、デジタルパルスを出力する必要があります。
この同期処理を実現するには、2つの処理を行う必要があります。
- 希望の方法で相関付けられた2つの波形を生成する(例えば、アナログ波形が指定された範囲より高い場合は常にデジタル波形を作成する)
- 何らかのハードウェアタイミングの同期を使用して、2つの波形を別々のDAQmxタスクで出力する
下図の例では、LabVIEW比較ノードを使用してアナログ出力波形からデジタル出力波形を生成することによって相関信号が生成されます。サンプルクロックの同期化は、デジタル出力タスクのサンプルクロックソースとしてアナログ出力タスクのサンプルクロックを指定することによって実現されます。詳細については、以下のスニペットまたは添付の例を参照してください。

アナログ出力タスクが開始されると(デジタル出力タスクがすでに開始され、サンプルクロックを待っていると仮定)、アプリケーションを停止するまで、同じサンプルクロックを使用して同期してタスクを実行します。
Additional Information
上記のスニペットでは、サンプルクロックが既に使用されているため、各出力サンプルがタスク間で同期化されており、開始トリガは必要ありません。