接続したいデバイスには3本の利用可能なピンしかない場合、そのユーザマニュアルで適切な配線に関して確認することをお勧めします。それにより、デバイスと通信する際に問題がないかなど特別な注意事項をチェックして接続ミスを防ぐことができます。
それ以外の場合はEIA 485規格に準拠しているため、このプロトコルを使用するデバイスは、完全な通信を実現するため下図のようにDB-9(D-Sub 9ピン)コネクタへ配線します。
- DB-9オスコネクタのピン5と9は短絡接続して、対象デバイスのA端子に配線します。
- DB-9オスコネクタのピン4と8は短絡接続して、対象デバイスのB端子に配線します。
- DB-9オスコネクタのピン1は、対象デバイスのGND端子に配線します。
メモ: DB-9コネクタのピン配列の詳細については、Serial Reference Guideを参照してください。
この外部配線が完了したら、NI USB-485デバイスを制御するソフトウェアの構成が必要です。ソフトウェアを構成するには、以下の手順を行います。
- コンピュータにNI-Serialドライバをインストールして、ハードウェアがWindowsによって認識されていることを確認します。
- Measurement & Automation Explorerを起動して、デバイスとインタフェースのツリーを展開してNI USB-485デバイスを表示します。
- NI USB-485デバイス用のCOMポートを識別して左クリックし、その項目を強調表示します。
- 右側の設定ウィンドウで一番下にあるAdvancedタブを選択して、Bias Resistor Enabledオプションを無効にします。トランシーバモードに2 Wire Autoを選択します。
これらの変更により、NI USB-485は3ピンしかないEIA 485準拠デバイスと通信できるようになります。