RS-485に2線式デバイスを接続および構成する

更新しました Nov 11, 2020

環境

ハードウェア

  • RS-485

オペレーティング・システム

  • Windows

2線式のシリアルデバイス(RS-232)をRS-485のシリアルポートに繋ぎたいのですが、RS-485通信は通常4線式です。デバイスと通信するためにはどのように接続し、どのようにWindowsを設定したらよいですか?

RS-485のデフォルト通信設定は4線式です。2つのデータ送信ピン(TXD+ とTXD-)と、2つのデータ受信ピン(RXD+ と RXD-)を下図のように差動で接続します。


2線式デバイスを接続するには、RXD+とTXD+ラインを短絡させてこのラインを一つのプラス入力として使用します。同じくRXD-とTXD-ラインを短絡させたものをマイナス入力として使用します。

RS-485のCOM ポートで送信と受信のピンが互いに短絡されているため、COMポートは2線式半二重モードに設定する必要があります。これを行うには、次の手順を行います。
 

  1. Windowsのコントロール パネルを開きます。
  2. システムをクリックします。
  3. システムメニューにてハードウェアタブを選択します。
  4. デバイス マネージャーをクリックします。
  5. ポートメニューを展開し、使用中のRS-485シリアルポートのを右クリックしてプロパティを選択します。
  6. ポート設定のタブを選択し、詳細設定を選択します。
  7. トランシーバーモードのプルダウンメニューから2線式自動を選択します。