SCB-68には、アナログ入力チャンネル用のRCローパスフィルター回路を構築するためのはんだ付けパッドが用意されています。アナログ入力信号の調整に使用されるSCB-68はんだ付けパッドの位置については、
SCB-68ユーザーガイドを参照してください。 RCローパスフィルタ回路を構築するには、次の手順を実行します。
シングルエンドローパスフィルター:- チャネルCH(i)の位置Rx(F)またはチャネルCH(i + 8)の位置Rx(G)に抵抗を接続します。
- コンデンサをチャネルCH(i)の位置RCx(B)またはチャネルCH(i + 8)の位置RCx(D)に接続します。
- 入力信号(+)を端子台の適切なチャネルに接続し、信号(–)をAIGNDに接続します。
微分ローパスフィルター:- 抵抗を位置Rx(F)に接続します。
- コンデンサをRCx(E)の位置に接続します。
- Rx(G)に短絡を接続します。
- 入力信号(+)と信号(–)を端子台のCH(i)とCH(i + 8)の位置に接続します。
図1は、シングルエンドおよび差動ローパスフィルターの接続を示しています。
図1.RCフィルター接続高度な機能については
SCB-68ユーザーマニュアルを、デバイスのピン配置についてはハードウェアのドキュメントを参照してください。
注:フィルタリングにより、計装アンプの整定時間が使用されるフィルターの時定数まで増加します。チャネルをスキャンするときにRCフィルタを追加すると、計装アンプのセトリング時間が10T以上に増加する可能性があるため(T =(R)(C))、実際のスキャン速度が大幅に低下します。シングルエンドまたは差動入力でRCフィルタを使用できます。