既存のExcelファイルにLabVIEWデータを書き込む

更新しました Jun 13, 2024

環境

ソフトウェア

  • LabVIEW Report Generation Toolkit

  • 既存のExcelファイルがあり、データを追加したいです。
  • 古いデータを削除せずにExcelファイルの先頭、中間、または末尾にデータを追加したいです。
  • レポート全体を構築してファイルに書き込む代わりに、ループの各繰り返しをExcelファイルに書きたいです。

Excelファイルの先頭または中間に追加する

  1. 新規レポートVIを使用して、レポートタイプ入力としてExcelを指定し、テンプレート入力としてExcelファイルのファイルパスを使用する既存のExcelファイルを開くように設定します。これにより、既存のExcelファイルが開き、それ以降のレポートVIが既存のファイルを変更します。
  2. ファイルの先頭または中間にデータを挿入するには、まずデータを配置するための新しいスペースを追加する必要があります。Excel Insert Cells VIを使用して、追加するデータの量に応じて新しいセル、行、または列をExcelファイルに追加します。新しいセルを配置する場所を選択し、他のレポートVIを使用してこの領域にデータを挿入します。
  3. データを挿入するために使用するVIの開始位置入力端子に、Excel Insert Cell VIに使用されているのと同じ開始値を使用します。たとえば、Excel Easy Table VIを使用した場合、希望の開始値をStart (0, 0)端子に配線します。

 

 

Excelファイルの末尾に追加する

  1. 新規レポートVIを使用して、レポートタイプ入力としてExcelを指定し、テンプレート入力としてExcelファイルのファイルパスを使用する既存のExcelファイルを開くように設定します。これにより、既存のExcelファイルが開き、それ以降のレポートVIが既存のファイルを変更します。
  2. Excel Get Last Row VIを使用して、Excelファイルの最後の行と列の位置を取得して、既存のExcelファイルにデータをプログラム的に追加することができます。このVIは、最後の行と列の位置を含むクラスタを返します。
  3. このクラスタから最後の行と列の位置を抽出するには、名前でバンドル解除関数を使用します。
  4. この位置は、データを挿入するために使用するVIの入力開始位置として使用します。 たとえば、Excel Easy Table VIを使用した場合は、このPositionStart(0, 0)端子に配線します。

 

 

ループの各繰り返しでExcelファイルに書き込む:

  1. ファイルI/O>>上級ファイル関数サブパレットにあるファイルまたはフォルダが既存するかチェックVIを使用して、ファイルがすでに存在するかどうかを確認します。ケースストラクチャを使用して、それぞれの状況を処理します。
  2. ループの最初の反復など、存在しない場合は、下図のようにレポートをファイルに保存VIを使用します。


Additional Information

また、新規レポートVIレポートをファイルに保存VIで配線することで、パスワード保護などの追加機能を追加することもできます。