USRP-292x/293xのセットアップ方法

更新しました Jan 8, 2019

使用製品

Hardware

  • USRP-2920
  • USRP-2921
  • USRP-2922
  • USRP-2930
  • USRP-2932

Driver

  • NI-USRP

問題

USRP-2920、USRP-2921、USRP-2922、USRP-2930、USRP-2932 を購入し、LabVIEWと一緒に使おうとしています。しかし、セットアップ方法がわからず、どうすればUSRPを使えるようになるかわかりません。USRPを開封してセットアップを行い、簡単な動作確認を行いたいのですが、どのようにすればよいでしょうか。

解決策

NI USRP-2920/2921/2922/2930/2932には、NI USRP-29xx Getting Started Guideという英文の冊子が添付されており、その中にセットアップ方法が記載されています。本ドキュメントでは、その要約という位置付けで、USRPを開封した後のセットアップ、ならびに、動作確認手順を説明します。

メモ:この記事では、USRP-RIO(USRP-2940R、USRP-2942R、USRP-2943R、USRP-2950R、USRP-2952R、およびUSRP-2953R)は対象としていません。
 

  1. LabVIEWのインストール
USRPと一緒に用いるWindows PCにLabVIEWがインストールされていなければ、LabVIEWをインストールします。もし、LabVIEW のライセンスを所有していなければ、こちらよりLabVIEWの評価版を入手できます。
 

メモ: LabVIEWのインストール時に、NI-DAQmx、NI-VISA、NI-488.2などのデバイスドライバをインストールするように求められる場合があります。 ハードウェアとしてUSRPのみを使用する場合は、これらのデバイスドライバをインストールする必要はありません。

 

  1. NI-USRPのインストール

NI-USRPには、USRPの制御に必要なハードウェアドライバとライブラリが含まれています。 NI-USRPよりも先にLabVIEWをインストールしていない場合、ライブラリがインストールされないので注意してください。 NI-USRPは、NIドライバのダウンロードもしくは2018年以前に購入したUSRPキットに含まれているNI-USRP Software Suiteというメディアからインストールが可能です。

     

    1. PCのIP(v4)アドレスの設定

    PCとUSRPはギガビットイーサネットで相互に接続し、インターネットプロトコルの下で通信します。そして、USRPは工場出荷状態では以下のようにIPアドレスが割り当てられています。

    • IPアドレス:192.168.10.2
    • サブネットマスク:255.255.0.0

    PCとUSRPとの通信を行うには、まずはPCのIPアドレスの設定が必要となります。例えば、PCのIPアドレスを以下のように設定し、PCとUSRPが同じサブネット下にあるようにします。

    • IPアドレス:192.168.10.1
    • サブネットマスク:255.255.0.0

    Windows PCのIPアドレスの設定変更方法については、Microsoft WindowsのTCP/IP 設定を変更するを参照してください。


    メモ: USRPはギガビットイーサネット(1000 Mbpsのデータレート)には対応しておりますが、ファストイーサネット(100 Mbpsのデータレート)には対応しておりません。従って、USRPと通信するにはPCがギガビットイーサネットに対応している必要があります。また、PCとUSRPをスイッチングハブを介して接続する場合、スイッチングハブもギガビットイーサネットに対応している必要があります。

     

    1. PCとUSRPの接続確認

    PCとUSRPの接続の確認や、後述するUSRPのIPアドレス変更には、NI-USRP Configuration Utilityというツールを用います。
    NI-USRP構成ユーティリティを開くには、 スタート>>すべてのプログラム>> National Instruments >> NI-USRP >> NI-USRP Configuration Utilityを選択します。

     

    PCのネットワークアドレスの設定が適切になされ、PCとUSRPがギガビットイーサネットで適切に接続されていれば、下の図に示すように、IPアドレス192.168.10.2のUSRPが表示されます。 USRPが見つからない場合は、PCのIPアドレスの設定とイーサネットケーブルの接続が正しくされていることを確認してください。

     

    1. (任意)USRPのIPアドレスの変更

    PCを社内ネットワークなどに接続する上で、PCのIPアドレスを192.168.x.xとして運用するのに問題がある場合や、スイッチングハブを用いて、1台のPCの1つのギガビットイーサネットインタフェースで複数のUSRPを使用する場合、USRPのIPアドレスの変更が必要となります。以下では、上記4の手続きが完了した直後にUSRPのIPアドレスを変更する方法を説明します。
     

    1.  NI-USRP Configuration Utilityで認識されているUSRPを選択します。
    2. New IP Addressの個所に適用したいIP Addressを入力します。下の図の例では、新しいIPアドレスを192.168.1.201と設定しています。
    1. Change IP Addressボタンを選択します。押下後、ポップアップが表示されるので、OKを選択します。
    1. ステップ5-cでポップアップを閉じた後、USRPの再起動を求める新しいダイアログが表示されます。 OKを選択した後、USRPの電源を一旦遮断し、再度投入します。
    1. 必要に応じてPCのIPアドレスを変更し、Refresh Device Listを選択して再度USRPを検索します。USRPが検出されると、変更後のIPアドレスとともにNI-USRP Configuration Utilityに表示されます。

     

    メモ: USRP は DHCP クライアント機能を有しておらず、静的な IP アドレスの割り当てしかできません。USRP を社内ネットワークなどに参加させる場合、USRP に静的な IP アドレスを割り当てることに問題がないか否かは、ネットワークの管理者に確認してください。

    追加情報

    NI-USRP Software Suiteをお持ちの場合は、その中に含まれている以下のソフトウェアをインストールしてアクティブ化することもできます。これらはLabVIEWの追加機能となる任意のソフトウェアであり、USRPを操作する上では不要です。

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