解決策
VIの場合、プロジェクトファイルから同時に実行したい複数のVIを開き、それぞれ実行ボタンを押すことで複数VIの同時実行は可能です。
RT EXEの場合、ターゲット上で実行できるファイルは1つに限ります。つまり、複数のRT EXEの同時実行はできません。但し複数のVIを同一RT EXEに含めることで、それらVIを同時に実行することは可能です。方法としては下記の通り、二つあります。
1. VIサーバAPIで呼び出す
VIサーバAPIを使用して、リアルタイムターゲットにある2つ目(または3つ目、4つ目など)のVIを実行します。これを行うには、予め、手動でリアルタイムターゲットにFTP転送するか、スタートアップ実行ファイルに含めることによって、2つ目のVIをリアルタイムターゲットにコピーする必要があります。以下に示すように、リアルタイムアプリケーションプロパティの「ソースファイルカテゴリ」で「常に含む」セクションに移動することで、スタートアップ実行ファイルに2番目のVIを含めることができます。
次に、下図のように「ソースファイル設定」カテゴリで2番目のVIを実行ファイルのサポートディレクトリに含めます。これにより、2番目のVIが実行ファイルに関連付けられているデータフォルダに配置されます。
スタートアップ実行ファイルでは、VIサーバAPIを使用して、次のコード例のように2番目のVIを参照して実行します。
2. スタートアップ実行ファイルに複数VIを含める
スタートアップ実行ファイルに複数のVIを含めることで、リアルタイムターゲットで複数のVIを同時に実行することもできます。これは、以下に示すように必要なVIをリアルタイムアプリケーションプロパティの「ソースファイルカテゴリ」で「スタートアップVI」セクションに移動します。
その後、通常の方法でスタートアップ実行ファイルをビルドしてデプロイすることで、両方のVIを同時に実行できます。