エラー -2503: TDMSファイルを開こうとするとエラーが発生する

更新しました Oct 21, 2023

使用製品

ソフトウェア

  • LabVIEW 2010 Full
  • LabVIEW 2016 Professional

問題

  • TDMSファイルを作成しましたが、今では開くことができません。
  • LabVIEW 2009以前で問題なく開くことができるTDMSファイルがあります。LabVIEW 2010で同じファイルを開こうとすると、エラー -2503が発生します。

 

エラー -2503: 指定されたファイルはTDMSファイル形式の規格に準拠していません。

 

この問題を解決するにはどうすればよいですか?

解決策

これは、ファイルの破損やLabVIEW 2010における既知の問題が原因である可能性があります。
 

  • LabVIEW 2010またはLabVIEW 2010 SP1を使用している場合:
    1. 添付のTDMS Repair Tool.zipをダウンロードして解凍します。 ファイルが解凍されたことを確認します。
    2. 解凍した実行ファイルを管理者として実行し(実行可能ファイルを右クリックして管理者として実行を選択)、エラーの原因となっているTDMSファイルを選択します。

     
  • LabVIEW 2010を実行していない場合は、TDMSファイルが破損している可能性が高いです。次のことを試して、データを修正または抽出することができます。
    1. TDMS Indexファイル(* .tdms_indexファイル)を削除して、ファイルをもう一度開きます。
    2. これでうまくいかない場合は、 FileAlyzerのようなサードパーティ製のファイルアナライザツールを使ってデータを調べます。

追加情報

これは、LabVIEW 2010とともにインストールされるTDMS.dllの既知の問題です。TDMSインデックスファイルが10 MBを超え、メタデータなしでいくつかのTDMSセグメントが含まれている場合に発生する可能性があります。
 

インデックスファイルが破損している場合も、このエラーが発生します。TDMSファイルは、自動的に*.tdms_indexファイルを生成します。これにより、大きなデータセット上のデータへの読み取りアクセスを高速化します。このインデックスファイルは保存や配布には必要ではなく、TDMSファイルを開くと自動的に再生成されます。