サンプルファインダからサンプルを開くとNIヘルプサーバが見つからないエラーが発生する

更新しました Mar 27, 2024

使用製品

ソフトウェア

  • LabVIEW

問題

ヘルプ>>サンプルを検索...に移動してLabVIEWのサンプルにアクセスしようとしていますが、次のエラーが発生します。

サービスロケータからLabVIEWサービスポートを検索することができませんでした。ディレクトリ別で参照できません。
 

サンプルファインダでサンプルを開こうとすると、次のエラーが発生します。

エラーが発生しました。NIヘルプサーバが見つかりません。
 

このエラーを解決するにはどうすればよいですか?

解決策

LabVIEWが起動すると、ヘルプサーバというサービスが起動します。これにより、TCP/IPポートが開き、他のNIアプリケーション、つまりNIサンプルファインダと通信します。これらのアプリケーションがアクセスするポートが他のアプリケーションによって使用されていると、ヘルプ>>サンプルを検索...をクリックする際に以下のエラーが発生します。


 

このエラーは、サンプルファインダからサンプルを開こうとすると以下のエラーが表示されます。


 


この問題を解決するには、ヘルプサーバを再起動する必要があります。 これを行う手順は次のとおりです。
 

  1. C:\Program Files\National Instruments\LabVIEW x.x\resource\systemに移動します。
  2. HelpServer.llbをダブルクリックして開きます。
  3. Set HelpServer Config Settings__NATIONAL INSTRUMENTS.viを開きます。
  4. Enable Help Server?ブールボタンをクリックして、Trueステートにします。
  5. VIを1回実行します。
  6. VIを閉じます。
  7. これで、サンプルファインダが正常に動作するはずです。

 

 

次の手順を使用して、ヘルプサーバを再起動することもできます。

  1. C:\WINDOWS\system32に移動します。
  2. nisvcloc.exeをダブルクリックします。
  3. これにより、NI Service Locatorサービスが開始されます。


このService LocatorがWindowsが起動するたびに自動的に実行されるようにします。
 
  1. スタート>>すべてのプログラム>>スタートアップに移動します。
  2. スタートアップの項目を右クリックして、新規作成>>ショートカットの作成を選択します。
  3. C:\WINDOWS\system32\nisvcloc.exeへのショートカットを作成します。


メモ: LabVIEW 2010~2012では、NI Service LocatorはSystem Web Serverに名前が変更されましたが、LabVIEW 2013からNI Service Locatorに戻りました。
 

上記の手順で問題が解決しなかった場合は、次の手順に沿ってヘルプサーバが使用するポートを変更します。
 

  1. C:\Program Files\National Instruments\LabVIEW x.x\resource\systemに移動します。
  2. HelpServer.llbをダブルクリックします。
  3. HelpServer__NATIONAL INSTRUMENTS.viを開きます。
  4. これで、ヘルプサーバが使用しているポートを確認できます。このVIを数回停止して実行することによりポートを変更します。
  5. 停止ボタンを押して、Registered?ブール表示器がオフ(False)にします。VIを実行すると、それがオン(True)になります。
  6. 最後の実行で、VIを停止せずに閉じます。
  7. これで、サンプルファインダは正常に動作するはずです。


問題の別の考えられる原因は、ヘルプサーバが使用しようとしているTCP/IPポートをファイアウォールがブロックしている場合です。ファイアウォールの設定を変更して使用されるポートのブロックを解除すると、問題が解決するはずです。