追加情報
より小さな「グリッチ」パルス(図1)を伴うデジタルパルスがある場合、そのパルスイベント(グリッチを含む)を1つのパルスとしてフィルタリングまたは表現するためにカウンタを使うことができます。これは、バウンス(グリッチ)が発生しやすいボタンプッシュなどのエンコーダまたはメカニカルイベントを測定する場合に特に便利です。
図1.多くの場合、デジタル状態間の切り替えには、いくつかの望ましくないパルス(スイッチバウンス)が伴います。これは、下記で説明する方法を使用して無視することができます。
カウンタから生成されたパルスのパルス幅が、元々の信号のパルス幅と同じでサイズである必要がある場合、カウンタパルス出力の遅延仕様をグリッチ間隔と同じ設定にすることができます。すべてのパルス出力は、パルス幅と共にカウンタの生成に伴う遅延が発生します。この遅延の持続時間をハードウェアが許す限り小さくします。
ここで気をつけなければいけないこととして、デジタルイベントの周期がカウンタからのパルス出力より短い場合はデジタルイベントを正確にカウントできません。デジタルイベントを見逃さないためにもカウンタの最小パルス幅を十分に小さく、一方でグリッチを取り除けるように十分大きくする必要があります。