カスタムスケールを使用するLabVIEWアプリケーションを配布するときは、アプリケーションを実行するリモートコンピュータにこれらのスケールに関する情報があることを確認する必要があります。カスタムスケール(またはMeasurement&Automation Explorerからの他の情報)をエクスポートする方法は様々ありますが、アプリケーション配布の際にカスタムスケールを含めるには、以下の2つの方法のいずれかを使用するのが最善です。
- LabVIEW 8.x以降では、プロジェクトエクスプローラを使用して実行可能ファイルとインストーラを作成できます。プロジェクトエクスプローラ内で、[マイコンピュータ]を右クリックし、[新規]» [NI-DAQmxスケール]を選択します。カスタムスケールに適切なオプションを選択すると、プロジェクトエクスプローラウィンドウの[マイコンピュータ]の下にスケールが表示されます。実行可能ファイルをビルドすると、NI-DAQmxカスタムスケールがビルド先フォルダーの.iniファイルに自動的に保存されます。 EXEファイルおよびその他の関連ファイルをリモートマシンに配布するインストーラーを作成します。
- NI-MAXで作成したNI-DAQmxカスタムスケールをアプリケーションインストーラにインポートすることもできます。これは、NI-MAXでカスタムスケールをすでに作成している場合、またはスケールに加えてNI-DAQmxタスクまたはハードウェア構成情報をインポートする必要がある場合に適したオプションです。アプリケーションインストーラーにカスタムスケールを含めるには、[ビルド仕様]を右クリックし、[新規]» [インストーラー]を選択してインストーラを作成します。 LabVIEW 8.2以降では、「マイインストーラのプロパティ」ウィンドウ内で左側の「ハードウェア構成」カテゴリに移動します。 [MAXからハードウェア構成を含める]を選択し、[構成]ボタンをクリックして、選択したスケール、タスク、およびハードウェアデバイスを.ini、.nce、または.txt形式でインポートします。インポートモードの選択を使用して、インストール中にMAX構成インポートウィザードを自動的に起動したり、ウィザードを実行せずにMAXデータベースをサイレントに更新したりすることもできます。
- LabVIEW 8.0を使用している場合は、[マイインストーラプロパティ]ウィンドウ内で左側の[詳細]カテゴリに移動します。ハードウェア構成の下では、NI-MAXからハードウェア構成を含める選択した.ini、.nce、または.txt形式で選択したスケール、タスク、およびハードウェアデバイスをインポートするには、[設定]ボタンをクリックしてください。
- LabVIEW 7.1を使用している場合は、ツール»アプリケーションまたは共有ライブラリ(DLL)のビルドに移動します。 [インストーラー]タブで、[インストーラーの作成]をオンにして、[詳細... ]ボタンをクリックします。 (下部にある)ハードウェア構成を確認してから、既存の構成を選択するか、[構成]をクリックしてMeasurement&Automationエクスポートウィザードを開きます。
その後、コンピュータを再起動します。
追加情報
注:この機能を利用するには、LabVIEWプロフェッショナル開発システム、Developer Suite、またはアプリケーションビルダが必要です。