DAQデバイスは実際にどの程度のサンプルレートまで設定できますか?

更新しました Feb 5, 2024

使用製品

ドライバ

  • NI-DAQmx

問題

アナログ入力およびアナログ出力タスク用のサンプルクロックは、オンボードクロックを整数値で除算することによって生成されるため、DAQデバイスは有限のサンプルレートしかできないことは知っています。サンプルレートを設定すると、関連リンクにある記事で説明されているように、設定される実際のサンプルレートはわずかに異なります。

自分のデバイスが実際に設定可能なサンプルレートを判断するにはどうすればよいですか?

解決策

ほとんどのDAQデバイスには、20 MHzと100 kHzの2つのタイムベース周波数があります。特定のタスクに対して希望のサンプルクロックレートを達成するには、このマスタータイムベースを分周する必要があります。除数は常に整数値で、整数サイズはデータ収集デバイスのモデルによって異なります。



Eシリーズの場合:

  • AIサンプルクロックの除数 = 24ビット
  • AI変換クロックの除数 = 16ビット
  • AOサンプルクロックの除数 = 24ビット



MシリーズおよびXシリーズの場合:

  • AIサンプルクロックの除数 = 32ビット
  • AI変換クロックの除数 = 32ビット
  • AOサンプルクロックの除数 = 32ビット


メモ: Xシリーズデバイスは、20 MHzおよび100 KHzのほかに100 MHzタイムベースが使用できます。

追加情報

たとえば、タイムベースの除数が16ビット整数であるとします。これにより、20 MHzタイムベースを20 MHz / 216、20 MHz /(216-1)、20 MHz /(216-2)のサンプルレートで、デバイスの最大サンプルレートまで使用できます。