解決策
ラインドライバラインドライバはソース出力です。オン状態ではラインドライバがVccを供給し、オフ状態ではラインドライバは浮動状態となります。この出力を正しく検出するにはシンク入力のデバイスが必要です。ラインドライバの基本的な回路については以下の図を参照してください。
オープンコレクタオープンコレクタはシンク出力です。オン状態では、オープンコレクタはグランドへの経路を供給します。オフ状態になると、オープンコレクタは浮動状態になります。この出力を正しく検出するには、ソース入力のデバイスが必要です。オープンコレクタの基本的な回路については以下の図を参照してください。
プッシュプルプッシュプル出力は、ラインドライバとオープンコレクタを組み合わせたものです。オフ状態ではグラウンドへの経路を供給し、オン状態ではVccを供給します。プッシュプル出力の基本的な回路については以下の図を参照してください。
多くのNI DAQデバイスには、プッシュプル位相差出力エンコーダが推奨されます。これは、マルチファンクションDAQデバイスのデジタル入力がLo/HigHの電圧を検知するようになっているためで、接続時にプルアップやプルダウンなどがなくても適切な動作が得られるからです。上記のように、プッシュプル構成は浮動状態になることはなく、常に
Vcc
またはグラウンドを供給しています。そのため、マルチファンクションDAQデバイスで最適な選択です。
エンコーダーを工業用デジタルI/OデバイスやCモジュールで使用する場合は、そのデバイスのユーザマニュアルを参照し、エンコーダの出力タイプに適したデバイスを選択するか、必要に応じてプルアップ、プルダウンなどの接続を追加してください。