DAQmx 8.0.2
DAQmx 8.0.2とDAQmx Baseの両方がLinuxマシンにインストールされている場合、DAQボードは常にDAQmxドライバによって動作します。これは、ドライバーがロードされる順序によるものです。 DAQmx が最初にロードして、ボードを制御されます。 DAQmx INFファイルを編集することで、ボードをDAQmx Baseで使用できるようにすることができます。
基本的に、DAQmxドライバがロードされるときに、ボードがDAQmx INFファイルで見つかると、そのボードがDAQmxによって使用されます。ボードがDAQmx INFファイルで見つからない場合は、DAQmx Baseドライバーで操作できます。つまり、DAQmx Baseでボードを見つけたい場合は、DAQmx INFファイルからボードをコメントアウトする必要があります。
さまざまなボード用にいくつかの DAQmx INF ファイルがあります。これらの INF ファイルは、/usr/local/natinst/nidaqmx/etc/ にあります。 DAQmx Baseで使用したいボードを見つけたら、 [DeviceList]セクションのその3行をコメントアウトする必要があります。セミコロン ( ; ) を使用して行をコメントアウトします。編集した INF ファイルを保存したら、変更を有効にするためにコンピューターを再起動する必要があります。ボードを再びDAQmxで使用できるようにするには、INFファイルを編集してこれらの行のコメントアウトを解除し、再起動します。
Linux用DAQmx 8.0でサポートされていないデバイス(USB、PCMCIAなど)は、DAQmx INFファイルでコメントアウトする必要はありません。これらのデバイスは DAQmx Base で自動的に動作します。
/usr/local/natinst/nidaqmx/etc/ にある INF ファイルのリスト:
nidaqmx_nidaq2.inf
—E シリーズマルチファンクション DAQnidaqmx_nidaq3.inf
—E シリーズマルチファンクション DAQnidaqmx_NIES9x.inf
—E シリーズマルチファンクション DAQnidaqmx_NIXs9x.inf
—M シリーズマルチファンクション DAQnidaqmx_NIDSA9x.inf
—ダイナミック信号取得 (DSA)nidaqmx_NISS9x.inf
—S シリーズマルチファンクション DAQnidaqmx_NITIO9x.inf
—TIO カウンター/タイマーnidaqmx_NIWF9x.inf
—波形生成nidaqmx_NIDS9x.inf
— 高速デジタル
DAQmx BaseでPCI-6251を使用できるようにするサンプルコード:
[Device List]
%PCIe-6251.dDesc0%=PCIe-6251.Cfg,PCI\VEN_1093&DEV_717D
%PCIe-6251.dDesc1%=PCIe-6251.Cfg,PCI\VEN_1093&DEV_717D&SUBSYS_00000000&REV_00
%PCIe-6251.dDesc2%=PCIe-6251.Cfg,PCI\VEN_1093&DEV_717D&SUBSYS_717D1093
;%PCI-6251.dDesc0%=PCI-6251.Cfg,PCI\VEN_1093&DEV_70B8
;%PCI-6251.dDesc1%=PCI-6251.Cfg,PCI\VEN_1093&DEV_70B8&SUBSYS_00000000&REV_00
;%PCI-6251.dDesc2%=PCI-6251.Cfg,PCI\VEN_1093&DEV_70B8&SUBSYS_70B81093
%PCI-6224.dDesc0%=PCI-6224.Cfg,PCI\VEN_1093&DEV_70F2
%PCI-6224.dDesc1%=PCI-6224.Cfg,PCI\VEN_1093&DEV_70F2&SUBSYS_00000000&REV_00
%PCI-6224.dDesc2%=PCI-6224.Cfg,PCI\VEN_1093&DEV_70F2&SUBSYS_70F21093
DAQmx 18.1以降
DAQmx 18.1以降とDAQmx Baseの両方がLinuxマシンにインストールされている場合、DAQボードは常にDAQmxドライバによって動作します。上記の 8.0.2 の回避策は、PXI/PCI デバイスでは機能しますが、USB デバイスでは機能しません。 DAQmx BaseでUSBデバイスを使用したい場合は、DAQmx 18.1以降をインストールしないでください。
追加情報
注:ダウンロードできるNI-DAQmxベースドライバの最終バージョンは15.0です。このドライバがサポートしているバージョンについては、 Windows 、 Linux、および macOSの互換性を確認してください。 2018年から、Linux用NI-DAQmxはNI Linuxデバイスドライバに含まれています。詳細については、 DAQmx ベース ドライバのサポート終了のお知らせに関するこちらの記事を参照してください。