解決策
ナショナルインスツルメンツ(NI)は、デスクトップPC上で実行可能なユーティリティを提供し、LabVIEW Real-Timeとの互換性を検証しています。ユーティリティは、リアルタイムのデスクトップPCに必要なコンポーネント(ネットワークアダプタやプロセッサなど)が存在するかどうかをハードウェアで確認します。互換性のあるコンポーネントのリストは、
デスクトップPCをLabVIEW Real-Timeターゲットとして使用するための条件に記載されています。
- このユーティリティはUSBドライブにインストールされ、ブートデバイスとしてフォーマットされます。入手方法は、2つの方法があります。
メモ:USBドライブのすべてのデータが失われます。
- 使用するLabVIEW Real-Timeモジュールのバージョンと一致するLabVIEW Real-Timeモジュール20xx-USBユーティリティをni.com/downloadsからダウンロードします。
- 開発マシンでMeasurement&Automation Explorer(MAX)を開き、ツール>>RTディスクユーティリティ>>デスクトップPCユーティリティUSBドライブの作成を選択します(このオプションを使用するにはMAX 4.1およびLabVIEW Real-Timeモジュール 8.20以降、LabWindows/CVI Real -Timeモジュール8.1以降がインストール済みである必要があります)。
- USBドライブをブートデバイスとしてフォーマットしたら、Real-TimeターゲットPCでBIOSのブートシーケンスをUSBストレージデバイスで開始するように設定します。デバイスをターゲットPCに接続して、コンピュータを再起動します。
- システムの互換性をテストする前に、Real-Time PCをFAT32またはRelianceにフォーマットする必要があります。評価ツールユーティリティを使用して、ディスクを適切にフォーマットすることができます。起動時、画面にオプションリストが表示されます。ドライブをフォーマットするには、ハードディスクのフォーマットオプションを選択します。
- ハードディスクのフォーマットが完了したら、ターゲットPCを再起動して、USBユーティリティから再度起動します。オプションリストから、システムの評価を選択します。
- ユーティリティは、システムのテストを開始します。テストに合格すると、図1のような結果が表示されます。PCをリアルタイムシステムに変換できない場合は、互換性のない結果が表示されます。その例を図2に示します。
図1: Real-Time Desktop PC評価テスト合格
図2: Real-Time Desktop PC評価テスト失敗 (互換性のないチップセット)