解決策
NIエラーレポート機能が、NI System Configuration バージョン5.5よりMAXに追加されました。MAXがクラッシュした場合、NIエラーレポートは.dmpファイルを作成します。.dmpファイルは、C:\User\[ユーザ名]\Documents\LabVIEW Data\LVInternalReports\NIMAX\ に保存され、ポップアップダイアログには.dmpファイルをナショナルインスツルメンツに送信するオプションも表示されます。
別の方法として、MAX バージョン5.4以前を使用している場合は、WinDbgを使用して.dmpファイルを作成できます。WinDbgは、WindowsアプリケーションをデバッグするためにMicrosoft社が提供しているツールです。これは、Windows SDK用のデバッグツールの一部として、Hardware Developer CenterにあるWindows Driver Kit (WDK) のダウンロードページからダウンロードできます。
WinDbgツールを使用するには、以下の手順を行います。
- クラッシュが発生しているコンピュータにデバッグツールをインストールします。
- インストールが完了したら、スタート>>すべてのプログラム>>Debugging Tools for Windows (x86)>>WinDbgに移動して実行します。64ビットWindowsでは、これはWindows(x64)となります。
- クラッシュを再現する準備が整ったら、ファイル>>実行ファイルを開く...を選択して、WinDbgをMAXに接続します。
- 表示されるウィンドウで、<National Instruments>\MAX\NIMAX.exeに移動して、開くをクリックします。これで新しいコマンドウィンドウが開きます。このウィンドウに*** ERRORで始まるステートメントが表示されることがありますが、これは正常の動作です。
- WinDbgウィンドウ(コマンドウィンドウではありません)で、Debug >>Goを選択します。これでNI MAXが起動します。
- WinDbgがMAXを監視しながら実行している状態でクラッシュを再現します。複製中に*BUSY*、Debuggee is running...などの状況に遭遇し、この状況が長期間にわたって変化しない場合は、Debug>>Breakをクリックします。
- WinDbgコマンドウィンドウで、.dump <ファイル名>.dmpと入力します。ダンプファイルは<Program Files>\Debugging Tools for Windows (x86)に保存されます。64ビットOSでは、デフォルトのダンプファイルの場所はC:\WinDDK\debugger version\Debuggers\です。