解決策
信号を分割する
信号分割Express VIは、複数の信号が結合されたのと同じ順序で抽出します。これは、3つの個別信号から(信号を結合Express VIを使用して)合成信号を作成し、後で3番目の信号のみを取り出す場合は、信号分割Express VIのサイズを3つの出力に変更して、3番目(下)の端子から取り出す必要があることを意味します。2番目の信号を取り出す場合は、2つの出力のみが必要です。
メモ: LabVIEWでは信号分割Express VIを拡張して、個々の信号数より多くの出力を持たせることができます。ただし、余分な出力はデータを返しません。
信号分割Express VIは、複数チャンネルからデータを収集するDAQアシスタントを使用する場合に特に便利です。複数チャンネルをサンプリングするようにDAQアシスタントを設定している場合は、DAQアシスタントの出力からダイナミックデータタイプを信号分割Express VIに配線できます。信号分割Express VIのサイズをサンプリングするチャンネルの数に変更する必要があります。サイズ変更は、VIの下部をクリックし続け、目的の出力数が得られるまでドラッグします。信号は順番に処理されるため、DAQアシスタントで設定した最初のチャンネルが信号分割Express VIの一番上に表示されます。グラフ表示器を各出力に配線することで、各信号を個別に表示することができます。下図は、コードの作成例を示しています。
図1. DAQアシスタントから複数のチャンネル信号を分割する
信号を結合する
信号出力を別の信号のワイヤ分岐に配線すると、ブロックダイアグラムに信号を結合Express VIが自動的に作成されます。ただし、信号を結合Express VIの配置は、信号を配線する方向によって異なります。たとえば、信号出力Bを信号Aのワイヤ分岐に配線すると、次のように信号Aで信号の合成が作成されます。
図2. 信号Aに結合する
ただし、信号出力Aを信号Bのワイヤ分岐に配線すると、信号Bで信号を結合Express VIが作成されます。
図3. 信号Bに結合する
信号を結合Express VIを使用して、既に結合された2つ以上の信号に別の信号を追加することもできます。 その例は、下図のとおりです。
図4. 既存の結合信号
新しい信号を既存の信号を結合Express VIに直接配線すると、以下のように自動的に追加入力が作成されます。
図5. ワイヤを既存の信号を結合Express VIに配線する
ただし、既存信号の1つのワイヤ分岐に新しい信号を配線すると、2つ目の信号を結合Express VIが作成されます。
図6. 既存の信号の分岐に配線する
メモ: 波形グラフへの最終出力は、どちらの場合も同じになります。