解決策
NI CompactRIO 14.5(NI-RIOデバイスドライバ 2015年2月版に同梱)およびNI CompactRIOデバイスドライバ 2015年8月版で、NI Linux Real-Timeターゲットのセーフモードファームウェアをアップデートする際に問題が発生します。
使用しているデバイス以外のデバイス用のファームウェアイメージを使用すると、使用しているデバイスで、イーサネットやシリアル通信が機能しているように見えるのにも関わらずデバイスが入力に応答しないという使用不可能な状態に陥ることがあります。この問題は、ZynqベースのCompactRIO、Single-Board RIO、イーサネットRIOデバイスのみで発生します。デバイスがこの状態になった場合は、以下の表を参照してデバイスに該当する回復方法を選択してください。
復元方法 | cRIO-9063 cRIO-9064 cRIO-9065 cRIO-9066 cRIO-9067 | cRIO-9068 | NI 9147 NI 9149 | NI sbRIO-9651 SOM |
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USBデバイスポートを使用してファームウェアをアップデートする | X | | X | X |
プライマリイーサネットポートを使用してファームウェアをアップデートする | | X | | |
リカバリファイルを含むUSBフラッシュドライブについてsupport@ni.comに問い合わせる | X | X | | X |
誤ってコントローラをこの状態にするのを防ぐためのアップデートが入手可能です。このアップデートは、問題となるファームウェアファイルをすべてホストシステムから削除し、それらのファイルの修正バージョンをインストールします。
リカバリファイルは必要だと判断された場合でのみ送付します。必要な場合は、まずサポートの担当者に相談して、ファイルがシステムのリカバリに必要かどうかを確認する必要があります。
システム検証に古いファイルが必要な場合は、このドキュメントの関連リンクからダウンロードできます。最新のファームウェアを使用することを強くお勧めします。NIでは、影響するLabVIEWの各バージョンに対して、最新バージョンソフトウェアと互換性のある最新版のファームウェアを使用することを強く推奨します。