解決策
多機能DAQデバイスでは、同時に実行可能タスクの総数は、
ハードウェアタイミングとソフトウェアタイミングのどちらを使用するタスクを実行しているかによって異なります
† 。
ハードウェアタイミングタスク
ハードウェアタイミングタスクは、サンプルクロック、基準クロック、トリガなどに使用するために、システムタイミングコントローラからのタイミング情報を必要とします。次の表では、ユーザが使用できるハードウェアタイミングタスクの数を示しています。
ハードウェアタイミングタスク | デバイスあたりのタスク数 |
アナログ入力 | 1 |
アナログ出力 | 1 |
カウンタ入力 | N †† |
カウンタ出力 | N †† |
デジタル入力 | 1 |
デジタル出力 | 1 |
ソフトウェアタイミングタスク
ほとんどのソフトウェアタイミングタスクは、実行するためにシステムタイミングコントローラからの信号を必要としません。ソフトウェアタイミングとは、ホストコンピュータがモジュールからのサンプルの読み取りまたはモジュールへの書き込みの頻度を制御していることを意味します。
ソフトウェアタイミング(オンデマンド)タスク | デバイスあたりのタスク数 |
アナログ入力 | 1 |
アナログ出力 | AOチャンネルごとに1つのタスク††† |
カウンタ入力 | N †† |
カウンタ出力 | N †† |
デジタル入力 | デジタル入力が可能なデジタルラインごとに1つのタスク |
デジタル出力 | デジタル出力が可能なデジタルラインごとに1つのタスク |
†各タイミングモードのタスクの最大数を考慮すれば、ハードウェアタスクとソフトウェアタスクを同時に実行することができます。
††カウンタタスクの数は、常に使用しているカウンタの数によって制限されます。
複数のカウンタを使用するカウンタタスク (2つのカウンタによる高周波数測定など)を使用している場合、カウンタタスクの数が制限される場合があります。
††† 67xxカードは4つのAOチャンネルごとに1つのDACとなるため、4チャンネルごとに1つのタスクのみが使用できます。 LabVIEWでは、次のように指定します:Dev1/ao0:3, Dev1/ao4:7