解決策
スタートリガは、PXIシャーシ内のすべてのモジュールを同期させるのに利用できる高性能トリガラインです。同期は通常のPXIトリガバスを使用して実行できますが、スタートリガは同期性能を向上させるトリガ信号です。具体的には、トリガ信号は、5ナノ秒以下の伝播遅延および1ナノ秒以下のモジュール間遅延を保証します。スタートリガは、スタートリガスロットから他のスロットまでのワイヤの長さが同じになるように設計されています。
スタートリガは、PXIシャーシのスロット2から制御する必要があります。スタートリガコントローラによって生成されたトリガ信号は、バックプレーンを介して他のモジュールからアクセスすることができます。あるいは、スタートリガが必要ない場合は、スロット2を標準の周辺機器スロットとして使用できます。
これが、シャーシのスロット2に数字2の周囲に丸印と菱形の両方のラベルが付いている理由です。菱形は、このスロット内のモジュールがスタートリガコントローラになる機能を表します。丸印は、このスロットのモジュールが追加機能を持たない標準モジュールになることもできることを示しています。
スタートリガとPXIバックプレーンの詳細については、関連リンクを参照してください。