NI USB-6008/6009のアナログ入力でRSE接続にすると約-1.4Vのオフセットが読み取られる

更新しました Nov 22, 2022

使用製品

ハードウェア

  • USB-6008
  • USB-6009

ドライバ

  • NI-DAQmx

問題

NI USB-6008/6009で基準化シングルエンド(RSE: Referenced Single-Ended)入力端子構成(信号がアナログ入力ピン(AIx)およびGNDピンに接続されている)を使用して外部信号を配線する場合、約-1.4 Vぐらいの一定のDCオフセットが読み取られます。

解決策

NI-DAQmxのチャンネル作成は、デフォルトの入力端子構成として差動モードが設定されています。そのため、RSE入力構成を使用する場合、DAQmxタスクを作成する際に明示的に指定する必要があります。
 

DAQアシスタントでは、下図のように構成タブで適切な入力端子構成を選択して設定できます。


 

ただし、NI-DAQmxパレットに含まれているVIを使用している場合は、DAQmxチャンネルを作成VIの入力端子構成入力で設定可能です。


 

追加情報

入力端子構成を未指定のままにすると、デフォルトで差動モードを使用します。NI USB-6008/6009ピンは、約-1.4 Vオフセットまで浮動します。したがって、デフォルトモードを使用したRSE接続での測定値は、その値にオフセットが含まれます。