LabVIEWで波形グラフと波形チャートの違い

更新しました Nov 16, 2018

使用製品

Software

  • LabVIEW

問題

LabVIEWで波形グラフ波形チャートは、どのように使い分ければいいですか?データ表示におけるこれらの違いは何ですか?データの履歴を見るにはどちらを使用しますか?

解決策

波形グラフと波形チャートでは、データの表示方法および更新方法に違いがあります。

 

  • 波形グラフは、配列、波形、またはダイナミックデータなどさまざまな形式のデータ配列を受け入れ、受け取ったすべてのポイントを一度にプロットします。ただし、シングルポイントの値は受け入れません。ポイントの配列が波形グラフに配線されると、データは等間隔であると想定されます。デフォルトでは、開始X値とステップサイズ(t0とdt)は、それぞれ0と1です。これらの値は、グラフのプロパティまたはプロパティノードを使用して変更することができます。

    波形データタイプは、本質的にはt0とdtの情報も含むポイント配列です。この場合、波形グラフは波形に含まれるt0とdtを受け取り、それに従ってデータを表示します。データポイント、t0、およびdtを指定して独自の波形を作成できます。波形データまたはダイナミックデータの2D配列をグラフに配線することにより、同じ波形グラフ上に複数のプロットを表示することもできます。2D配列を接続すると、複数のプロットを同じ波形グラフに表示させることもできます。

 

  • 波形チャートは、特定のポイント数をバッファに格納してから表示します。バッファがいっぱいになると、チャートは新しいポイントで最も古いポイントを上書きし始めます。データポイントが利用可能になると、波形チャートには、既存のポイントに加えて受け取ったデータが表示されます。チャートにはシングルもしくは複数のデータポイントを一度に書き込むことができます。 波形チャートにポイントの配列を接続すると、そのポイントは既存のポイントに追加されます。 各プロットの波形データもしくはダイナミックデータが含まれているクラスタもしくは2D配列に配線すると、1つの波形チャートで複数のプロットを同時に表示することができます。たとえば、3ポイントのクラスタを配線すると、3プロットのそれぞれに1ポイントが追加されます。下記のブロックダイアグラムは、機能の違いを示しています。

上部のForループは、100個生成した乱数を自動指標付けで配列にして、波形グラフに接続しています。下部のForループは、新しい乱数を1個生成するたびに波形チャートへ渡し、それを100回繰り返します。

両方のループは、同じような出力結果になりますが、波形グラフはすべてのデータを受け取ってから更新されるのに対して、波形チャートはループが実行されるたびに更新されます。これをよりよく理解するためには、上記のスニペット画像を右クリックしてダウンロードし、ダイアグラムにコピーアンドペーストして実行します。

追加情報

チャート上で右クリックし、ショートカットメニューからチャート履歴の長さを選択すると、チャート履歴バッファの長さ(チャートが格納して表示するポイントの数)を設定できます。
バッファ長はプログラム的に変更することはできませんが、How Can I Programmatically Change Chart History Length?の記事にあるように表示する範囲は、プログラム的に変更可能です。

2つのグラフを切り替えるには、グラフまたはチャートを右クリックして置換を選択し、次に示すようにコントロールパレットから切り替えたい項目を選択します。

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