Microsoft 365でビルドされたLabVIEW実行ファイルは他のコンピューターでは実行されません

更新しました Sep 11, 2024

使用製品

ソフトウェア

  • LabVIEW Base
  • LabVIEW Full
  • LabVIEW Professional
  • LabVIEW 2017 Application Builder Module
  • LabVIEW 2017 Report Generation Toolkit

その他

Microsoft Office 365

問題

レポート生成ツールキットを使用してMicrosoft Officeとやり取りするLabVIEWプログラムを開発しました。開発用コンピュータには Office 365がインストールされており、そのコンピュータでプログラムを実行するとすべて正常に動作します。ただし、実行可能ファイルを作成して、以前のバージョンのMicrosoft Officeを実行しているコンピュータに展開すると、実行可能ファイルが正しく実行されないか、アクセス違反エラーが発生します。何が起こっているのでしょうか。どうすれば修正できますか。

解決策

LabVIEWのレポート生成ツールキットは、開発コンピュータにインストールされているMicrosoft Officeのバージョンを検出し、ソフトウェアと対話するための適切なActive Xオブジェクトモデルをインストールします。

Microsoftは Office 365の基盤となるActive Xオブジェクトモデルを変更しました。つまり、Office 365を実行しているコンピューターで作成された実行可能ファイルは、以前のバージョンのOfficeと通信できなくなります。LabVIEW以外のソフトウェアでも同様の問題が発生します。

この問題を解決するには、開発マシンとランタイム コンピューターで、一貫したバージョンのMicrosoft Officeを実行する必要があります。ランタイム コンピューターをMicrosoft Office 365にアップグレードするか、ランタイム コンピューターのバージョンと一致する以前のバージョンのMicrosoft Officeがインストールされているコンピューターで実行可能ファイルをビルドします。