追加情報
LabVIEW 8.6以降で固定小数点をサポートするようにDMA FIFOをセットアップする方法は、以下のとおりです。
- FIFOを作成するか、Inを右クリックしてプロパティを選択し、プロジェクトのプロパティを編集します。
- FIFOのデータタイプとして固定小数点(FXP)を選択します。
- これにより、固定小数点データを変更せずにFIFOに渡すことができます。
FPGAでの変換
- 数値をブール配列に変換関数を使用して、固定小数点データをブール配列データに変換します。
- ブール配列を数値に変換関数を使用して、ブール配列データを符号なし倍長整数 (U32) に変換します。
- ブール配列を数値に変換関数の出力をFIFO WriteノードのElement入力端子へ接続します。
ホストでの変換
- インボークノードのFIFO.Readを使用し、DMA FIFOから値を読み出します。
- 読み出した値を自動指標付けに入力トンネルを設定したForループに接続し、Forループ内にて各要素に対して値をブール配列に変換関数を使用してブールの配列データに変換します。
- さらにForループ内にブール配列を数値に変換関数を配置し、ブール配列入力端子へ接続します。
- ブール配列を数値に変換関数を右クリックし、プロパティを選択します。表記法を固定小数点に設定し、固定小数点の構成をFPGA側の固定小数点データタイプに合わせて設定します。
- ブール配列を数値に変換関数の固定小数点データタイプ出力をForループの自動指標付けに設定された出力端子へ接続します。
- メモ: ホスト上で数を変換するには、FPGA側の固定小数点データの設定を把握しておく必要があります。
- メモ: この変換には、上述のようにブール配列を数値に変換関数は、プロパティで出力データタイプを固定小数点データタイプに設定して使用する必要があります。プロパティを変更せずに、そのままのブール配列を数値に変換関数と 固定小数点へ変換関数を組み合わせて使用すると、小数点以下の情報を失ってしまいます。
固定小数点データが変換されると、数値変換VIを使用して、ホストで必要な表現にデータを変換できます。