PXIシャーシのリモート電源投入

更新しました Sep 12, 2019

使用製品

Hardware

  • PXI Chassis
  • PXI Controller

問題

  • 外部スイッチからPXIシャーシを自動的に起動できるようにすることは可能ですか?
  • ACコンセントが何らかの理由で電源が切断された場合に備えて、ACコンセントに接続されているPXIシャーシへの電源をリモートで制御できるようにしたいです。そして、電源が落ちたときにシャーシの電源が確実に回復するようにしたいです。PXIシャーシにこれを可能にするビルドインの機能はありますか?

解決策

はい、シャーシの電源投入時の動作を制御するためのビルドイン機能があります。
PXIeシャーシをリモートで起動する方法は、4つあります。
 

  • Wake On LAN (WOL)
  • リモート制御および電圧監視コネクタを使用する
  • BIOSを設定する
  • リモート構成実行ファイル


 

Wake On LAN (WOL)

WOLを使用してPXIeシステムを休止状態から復帰させるプロセスについては、 Can My PXI or PXI Express System Be Turned On Using An Ethernet Connection? で説明しています。この手順を使用する際の注意点の1つは、この方法が機能するためにはシャーシのイーサネットポートに電力が供給されている必要があることです。停電が発生すると、ほとんどのシャーシにおいてイーサネットポートへの電力が失われます。電力が回復したら、イーサネットポートで電力を取り戻すためにシャーシを再起動する必要があります。これには手動で(電源スイッチを押す)行うこと、抑制スイッチを使用してリモートで制御すること、または自動的に再起動するようにBIOSを設定することができます。


メモ: WOLは、Real-Time Pharlap ETSを実行しているPXIシステムまたはPXI Expressシステムではサポートされていません。



 

リモート制御および電圧監視コネクタを使用する

一部のシャーシの背面には、リモート制御および電圧監視コネクタがあります。このコネクタを使用して、シャーシの電源装置をシステムコントローラから切り離すことができます。リモート電圧監視および電圧監視機能をサポートするPXIおよびPXIeシャーシのリストについては、Remote Inhibit, Voltage/Fault Monitoring, and Remote System Monitoring on PXI Chassisを参照してください。
 

外部電源スイッチを使用してPXI(e)シャーシの電源を制御するには、以下の手順を行います。
 

  1. シャーシのリモート制御および電圧監視コネクタを見つけます。下図は、PXIe-1062Qシャーシのリモート制御および電圧監視コネクタを示しています。



     
  2. シャーシのユーザマニュアルを開き、リモート制御および電圧監視コネクタのピン配列を確認します。下図は、9ピンD-Subコネクタのピン割り当てを示します。特定のピン番号と詳細な操作方法については、シャーシのユーザマニュアルを参照してください。


     
  3. 制御モードセレクタスイッチの位置をMANUALに変更します。制御モードセレクタスイッチがMANUALの位置に設定されていると電源装置が有効になり、リモート制御および電圧監視コネクタにあるピン5の抑止信号(アクティブLOW)を使用してシャーシの電源を切断ことができます。


     
    シャーシによって、制御モードセレクタスイッチ(Inhibit Mode Switch) の位置は異なります。例えば、PXIe-1084の場合は下記の位置にございます。お使いのPXIシャーシのユーザマニュアルをご確認ください。
  4. リモートでシャーシの電源を切断するには、外部スイッチを介して抑止ピン(ピン5)と論理グランドピン(ピン1または9)を接続します。このスイッチをオンにして閉回路となると、シャーシはオフのままになります(スタンバイ)。このスイッチをオフにして開回路になると、シャーシの電源が入ります。


     

 

BIOSを設定する

PXIeシャーシを組み込みコントローラと組み合わせて使用している場合は、シャーシの電源投入時の動作を制御するためのBIOS設定もあります。BIOSへのアクセスおよび設定方法については、コントローラのマニュアルを参照してください。コントローラのBIOSでは、Advanced>>Power/Reset Configurationの下にRestore on AC Power Lossと呼ばれる設定があります。これは、電源が切断された後にAC電源が再供給された場合のシャーシの回復方法を設定します。この設定は、Power OffPower On、またはPower to Last Stateの3つの値のいずれかを設定できます。
 

  • Power Off は、AC電源が復旧された際にシャーシの電源を切断します。
  • Power Onは、AC電源が復旧された際にすぐシャーシの電源を投入します。
  • Power to Last State (一部のコントローラでは非対応です)は、AC電源が切断されたときの状況に応じて、シャーシの電源を投入するか、切断されたままにします。


電源が復旧した際にこのBIOS設定を使用してシャーシの電源を投入する前に、シャーシにあるDIPスイッチでPower Inhibit スイッチをOnの位置に変更する必要があります。



 

リモート構成実行ファイル

MXIリンクを使用している場合は、ホストPCを使用してPXIシャーシの電源を入れることができます。手順およびサポートされているデバイスのリストについては、Power-up Options for PXIe Chassis from PC with MXI Expressを参照してください。

追加情報

シャーシに手が届きにくい、離れた場所にある、または手動で電源を入れ直すことが容易ではない場合、これはシャーシに電力を供給するための推奨方法です。

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