Linux RT OSのcRIOにWebDAV を使用してディレクトリの名前を変更するとファイル アクセス エラーが発生する

更新しました May 16, 2024

使用製品

オペレーティング・システム

  • NI Linux Real-Time

問題

cRIO 9040/9050/9060 シリーズのリアルタイムターゲット (Linux RT) を使用しており、ディレクトリからテキスト ファイルを読み込もうとしています。デフォルトのデータ ディレクトリ ( /home/lvuser/natinst/LabVIEW Data ) に新しいフォルダを作成すると、エラーなしでファイルにアクセスできます。ただし、テキスト ファイルが保存されているフォルダーの名前を変更すると、次のような問題が発生します。

エラー 8: LabVIEWファイル許可エラー。ファイルに対する適切な権限がありません。

 

解決策

WebDAV を使用してフォルダーの名前を変更すると、ファイルのアクセス許可が変更されます。Linux によりファイルのアクセス許可が変更され、ユーザー グループのテキスト ファイルへの読み取り/書き込み機能が制限されます。この例を以下に示します。

回避策は、SSH 経由でコントローラにアクセスし、Linux でmvコマンドを使用して、フォルダの名前を変更することです。これにより、デフォルトのファイル アクセス許可やユーザーが設定したカスタム アクセス許可を変更せずに、ファイルとフォルダーの名前を変更できます。この例を以下に示します。

追加情報

SSH経由でコントローラに接続する詳細については、NI Linux Real-Timeデバイスでシェルにアクセスするためのドキュメント を参照してください。 Linux のmvコマンドの詳細については、以下の関連リンクを参照してください。