解決策
計測ファイルに書き込むExpress VIは、テキストベースの計測ファイル(.lvm)、ヘッダ付きのバイナリ計測ファイル(.tdm)、またはヘッダなしのバイナリ計測ファイル(.tdms)にデータを書き込みます。LabVIEW 2013以降では、Microsoft Excelファイル(.xlsx)に書き込むオプションもあります。
このテキストベースの測定ファイルは、スプレッドシートまたはテキスト編集アプリケーションを使用して開くことができるタブ区切りのテキストファイルです。デフォルトの区切り文字はタブ文字ですが、テキストファイル内のフィールドを区切るためにコンマを使用するように設定できます。.lvm
ファイルには、データが生成された日時など、データに関するヘッダ情報も含まれています。 LabVIEWは最大6桁の精度でデータをテキストベースの.lvmファイルに保存しますが、.tdmまたは.tdmsバイナリ測定ファイルを使用するとより高い精度を達成できます。
ファイル形式を指定するには、Express VI構成ダイアログボックスにあるファイル形式オプションを使用します。 ここには、4つの選択肢があります。
- テキスト(LVM) - ファイル形式をテキストベースの計測ファイル(.lvm)に設定し、ファイル名のファイル拡張子を.lvmに設定します。
- バイナリ(TDMS) - ファイル形式をバイナリ計測ファイル(.tdms)に、ファイル名のファイル拡張子を.tdmsに設定します。
- XMLヘッダ付きバイナリ(TDM) - ファイル形式をバイナリ計測ファイル(.tdm)に設定し、ファイル名のファイル拡張子を.tdmに設定します。
- Microsoft Excel (.xlsx) - ファイル形式をMicrosoft Excel(.xlsx)に設定し、ファイル名のファイル拡張子を.xlsxに設定します。これは、オープンXMLファイル形式です。
Express VIの構成ダイアログボックスの動作オプションを使用して、ファイル保存オプションを構成します。 オプションは次のとおりです。
- 1つのファイルまたは一連のファイルにデータを保存する(データを解析して複数のファイルに保存する)。
- Express VIが実行されるたびに、またはそのたびにユーザにファイル名の入力を求めます。
ファイルがすでに存在する場合は、以下のオプションから選択できます。
- 既存のファイル名を変更する
- ファイル名に連番を付ける
- ファイルを上書きする
- 既存のファイルにデータを追加する
追加オプションを選択した場合、新しいデータのヘッダースタイルや列スタイルが異なる場合など、新しいデータを異なる形式で書き込むことはできません。 Express VIは、新しいデータを元の形式で既存のファイルに書き込みます。
上記の機能は、Express VIの構成ダイアログボックスに表示されます。