LabVIEWで特定のエラーを無視するには?

更新しました Aug 22, 2023

使用製品

ソフトウェア

  • LabVIEW

問題

LabVIEWでエラーが発生しましたが、アプリケーションに悪影響を及ぼしていないことを確認しました。このエラーを無視またはクリアするにはどうすればよいですか?

エラーが発生したためLabVIEWコードが停止していますが、このエラーが発生してもコードを続行したいです。これを行うにはどうすれば良いですか?

解決策

エラーを無視するには3つの方法があります。

 

一般エラー処理VI

LabVIEWで特定のエラーを無視するには、一般エラー処理VIまたはエラークリアVIを使用します。

一般エラー処理VIは、プログラミング>>ダイアログ&ユーザインタフェースパレットにあります。例外動作端子を右クリックして、作成>>定数を選択して定数を作成します。定数で一致でエラーをキャンセルを設定します。次に、例外コード入力端子に無視したいエラー番号を配線します。これにより、エラークラスタから配線した例外コードと一致するエラーを取り除きます。 

 

 

LabVIEW 2013以前でのエラークリアVI

プログラミング>>ダイアログ&ユーザインターフェイスパレットにあるエラークリアVIを使用して、エラーをクリアする独自のロジックを作成することもできます。

LabVIEW 2013以前でこれを行うには、名前でバンドル解除関数を使用してエラーコードをバンドル解除します。次に、ケースストラクチャを使用して、エラーコードに基づいてアクションを実行します。下図のダイアグラムは、この方法を実装して特定のエラーを監視し、そのエラーのみをクリアします。また、この方法を使用すると、いくつかのエラーを監視し、特定のエラーに基づいて異なるアクションを実行することができます。


 

LabVIEW 2014以降でのエラークリアVI

LabVIEW 2014以降では、エラークリアVIには特定のエラーコードをクリアする入力があります。これにより、ケースストラクチャを使用せずにエラーをクリアすることができます。これは特定のエラーを無視するのに適していますが、複数のエラーを無視したい場合は、ケースストラクチャを使用する方が適切です。

追加情報

この記事には、LabVIEW画像がVI添付ファイルとして含まれています。