追加情報
配列とは違い、キューでは要素へのランダムアクセスはできません。これは、バッファへの要素のエンキューおよびデキューに関する処理が厳密に決められているからです。キューにあるすべての要素を見る方法は、1つずつデキューをして取り出すことのみです。キューにあるすべての要素をデータ操作することもできません。
LabVIEWには、キューに関するサンプルプログラムが含まれています。LabVIEWのメニューバーから
ヘルプ>>サンプルを検索 を選択してNIサンプルファインダを開き、検索タブで
キューと検索すると、サンプルを参照することができます。
その他のタイプのデータ転送については、
LabVIEWでのデータ通信方法を参照してください。
キュー操作VIの名称は、以下のとおりNI LabVIEW 2013より一部変更されていますのでご注意ください。
英語名 | LabVIEW 2012以前 | LabVIEW 2013以降 |
Dequeue Element | キューから要素を削除 | 要素をデキュー |
Enqueue Element | キューに要素を追加 | 要素をエンキュー |
Enqueue Element At Opposite End | キューの先頭に要素を追加 | 先頭に要素をエンキュー |
Flush Queue | キュー排出 | キュー排出 |
Get Queue Status | キューステータス取得 | キューステータス取得 |
Lossy Enqueue Element | キューに要素を追加(ロッシー) | 要素をエンキュー(ロッシー) |
Obtain Queue | キュー取得 | キュー取得 |
Preview Queue Element | キュー要素をプレビュー | キュー要素をプレビュー |
Release Queue | キュー解放 | キュー解放 |