NIサンプルファインダが開かない

更新しました Nov 30, 2022

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NIサンプルファインダ

問題

LabVIEWのヘルプメニューからNIサンプルファインダを開こうとすると、次のいずれかのメッセージが表示されます。
 

エラーが発生しました。NIサービスロケータが実行されていません。 または エラーが発生しました。NIシステムウェブサーバが実行されていません。


LabVIEW 2013以降のバージョンでは、エラーメッセージは次のようになります。


 
 

LabVIEW 2010からLabVIEW 2012の場合、エラーメッセージは、次のようになります。




 

LabVIEW 2009以前のバージョンのエラーメッセージは、次のようになります。




 

解決策

このエラーは、新しいNIソフトウェアをインストールしてシステムを再起動しないと発生することがあります。その場合は、コンピュータを単純に再起動するだけで解決します。再起動できないような作業をしている場合は、お使いのオペレーティングシステム(OS)に対して以下の手順に沿って手動でNI Service Locatorを開始します。これらの手順を実行しても問題が解決しない場合は、以下のファイアウォールのセクションを参照してください。


 

Windows 10

  1. 管理者または管理者権限を持つユーザとしてログインします。
  2. Windowsアイコン(スタートボタン)を右クリックして、コントロール パネルを選択します。
  3. システムとセキュリティ>>管理ツール>>サービスを選択します。
  4. NI Service LocatorまたはNI System Web Serverを右クリックして、停止を選択します。
  5. サービスが停止するまで少し待機してから、右クリックして開始を選択します。
  6. LabVIEWを再起動して、まだエラーが発生するかどうかを確認します。


 

Windows 7

  1. 管理者または管理者権限を持つユーザとしてログインします。
  2. スタート>>コントロール パネル>>システムとセキュリティ>>管理ツール>>サービスを選択します。
  3. NI Service LocatorまたはNI System Web Serverを右クリックして、停止を選択します。
  4. サービスが停止するまで少し待機してから、右クリックして開始を選択します。
  5. LabVIEWを再起動して、まだエラーが発生するかどうかを確認します。


 

Windows 2000/XP

  1. 管理者または管理者権限を持つユーザとしてログインします。
  2. スタート>>設定>>コントロール パネル>>管理ツール>>サービスを選択します。
  3. NI Service LocatorまたはNI System Web Serverを右クリックして、停止を選択します。
  4. サービスが停止するまで少し待機してから、右クリックして開始を選択します。
  5. LabVIEWを再起動して、まだエラーが発生するかどうかを確認します。


 

ファイアウォール

お使いのOSに対して上記の手順を試しても問題が解決しない場合、または以下のようなメッセージが表示される場合があります。

ローカルコンピュータのNIサービスロケータが開始されてから停止しました。パフォーマンスログや警告サービスなど、実行する作業がない場合、一部のサービスは自動的に停止します。


これは、ファイアウォールの問題を示唆しています。パーソナルファイアウォールを実行した状態でNI Service Locatorを実行するには、パーソナルファイアウォールの例外/セーフリスト/プログラム許可プロパティに以下を追加する必要があります。
 

  1. NIサービスロケータ (C:\Program Files (x86)\National Instruments\Shared\nisvcloc.exe)
  2. NIサンプルファインダ (C:\Program Files\National Instruments\Shared\Example Finder\1.0\BIN\NIExampleFinder.exe)
  3. LabVIEW (<LabVIEW>\LabVIEW.exe)


コマンドラインでサービスを削除して再作成することもできます。これは、サービスが開始されれば再停止できるようにする回避策であり、これもファイアウォールの問題を示しています。これを行う手順は、次のとおりです。

  1. cmd.exeを起動して、sc delete nisvcloc コマンドを実行します。 
  2. コンピュータを再起動します。
  3. 再度cmd.exeを起動して、次のコマンドを実行します。
    sc create NiSvcLoc binPath= "C:\Program Files (x86)\National Instruments\Shared\niSvcLoc\nisvcloc.exe -s" start= auto DisplayName= "NI Service Locator"
     
  4. サービスビューアを開き、NI Service Locatorを見つけて起動します。
  5. Iサンプルファインダを開いて、サンプルプログラムを開きます。

追加情報

NIサンプルファインダは、ローカルTCP/IP接続を使用してNIサービスロケータやヘルプサーバなどのアプリケーションと通信します。McAfeeなどの一部のパーソナルファイアウォールは、これらのアプリケーションの起動をブロックします。

NIサービスロケータおよびNIシステムウェブサーバは、OSのバックグラウンドで実行されるサービスです。これらのサービスにより、LabVIEWサンプルファインダやLabVIEWのヘルプオプションなど、いくつかの機能を正しく実行することができます。適切なサービスが実行されていない、または正しく実行されていない場合、これらの機能の一部は正しく実行されません。

ベータ版ソフトウェアをインストールすると、ナショナルインスツルメンツのサービスに干渉することもあります。未リリースのソフトウェアを使用する場合は、必ず別のマシンまたは仮想マシンを使用してください。

メモ: LabVIEW 2010からLabVIEW 2012までのバージョンでは、NIサービスロケータはシステムウェブサーバに統合されました。LabVIEW 2010からLabVIEW 2012までを使用している場合は、上記の手順でNIサービスロケータをNIシステムウェブサーバと置き換えて同様の手順をおこなう必要があります。