追加情報
すべてのフレームグラバはハードウェアと通信する(レジスタの設定、データ転送の処理など)ためにボードレベルのドライバを必要とするため、NI-IMAQはサードパーティのフレームグラバをサポートしません。したがって、すべてのフレームグラバ製造元には、独自のハードウェア用に設計されたドライバがあります。
NI-IMAQ のドライバがインストールされた時、同時に LabVIEW の関数パレットに NI-IMAQ 用の VI を追加します。この VI はドライバとして構成されているのではなく、NI-IMAQ ドライバを呼び出すラッパーとして機能しています。IMAQ の関数を開いたときに、一番下の階層は NI-IMAQ の
dll を呼び出しているだけである事がわかります。同様に他社も独自の VI を作成し、ハードウェアドライバを呼び出しています。
NI Vision Development(VDM)モジュールはVASと完全に別物で、LabVIEWで画像解析のできる拡張性のあるライブラリです。NI VDMは画像がNI製のフレームグラバであるか他社製のものであるか、またはファイルからであるかには関係なく使用することが出来ます。NI VDMの関数を使用するときは、IMAQ image と呼ばれる適切なデータタイプに変換される必要があり、このデータタイプは NI-IMAQ によって返されます。他社のフレームグラバを使用している時はたいてい、2Dの配列のデータとして返されることが多いですが、この配列は
IMAQ Array to Image VI を使用して IMAQ の画像に変換することが出来ます。