エラー -200264: アナログ基準トリガを実行するとエラーが発生する

更新しました Mar 29, 2023

使用製品

ハードウェア

  • Multifunction I/O Device

問題

複数チャンネルのアナログ入力タスクでアナログ基準トリガを実行しようとすると、エラー -200264が発生します。
 

エラーコード-200264がDAQmx Start Task.viで発生

考えられる理由:

アナログチャンネルがタスクで唯一のチャンネルの場合、デバイスはアナログ基準トリガのソースとしてアナログチャンネルをサポートします。

アナログトリガソースとして使用されるチャンネルを除いて現在タスクにあるチャンネルをすべて削除するか、またはアナログトリガソースを端子に変更します。

 


 

解決策

複数チャンネルでプレトリガサンプルが必要な場合、AIチャンネルの1つを基準トリガソースとして使用できません。代わりに、PFI0(Eシリーズのみ)またはAPFI0/APFI1(MおよびXシリーズのみ)をトリガーソースとして使用する必要があります。 これらは、アナログ比較回路を通じて継続的に監視される個別の入力です。
 

同じ信号をPFI0(またはAPF0/APFI1)とアナログ入力チャンネルの両方に配線します。これにより、信号の1つを(PFIライン経由で)トリガソースに使用しながら、その信号と他のチャンネル(AI <0..X>経由)のプレトリガサンプルを収集できます。アナログ基準トリガ設定の詳細については、デバイスのユーザーマニュアルを参照してください。

 

 

このエラーが発生する理由

マルチプレクサを搭載したデバイス(A/Dコンバータが1つだけでアナログ入力が複数あるデバイス)を使用する場合、複数チャンネルでプレトリガサンプルを取得することはできないため、複数チャンネルを使用することはできません。
 

複数チャンネルでプレトリガサンプルを取得できない理由は、チャンネル間で多重化するのにかかる時間が長く、最初のチャンネルでトリガが検出されないためです。たとえば、トリガ値がAI0になった場合、デバイスはまだマルチプレクサで他のチャネル収集しており、トリガを検出することはできません。したがって、DAQmxではタスクに複数チャンネルを含めることはできません。これは、トリガの正しいアナログ入力を継続的に監視できるようにするためです。